葬儀の体験談

費用は祭壇と料理と返礼品を合わせて250万円でした

今から20年程前に父の葬儀をしました。

75歳での永眠でしたが、病気の内容からは長くはないと思い、たまたま私の親しくしていた同級生に葬儀店を経営している者がいたので、何かの時にはよろしくと声だけはかけていました。

実際に父は病院で亡くなって病院からは搬送しなければいけなかったのですが、友人からは、何かあったら24時間電話はつながるので、他の業者が声をかけても、「もう依頼済みです」とちゃんと断ってとアドバイスを受けていたので、問題なく父の亡骸は自宅へと安置できました。

友人はそのまま葬儀に関して宗派から準備する物全てをテキパキと手配してもらい、葬儀の時のお布施と戒名代もはっきりと伝えてもらえました。

 

ただ、一番悩んだ事は父は75歳で他界しましたが、交友関係は幅広く70歳近く迄は現役で働いていましたので、どの範囲にまで父の死を知らせれば良いのか、困りました。

仕方がないので、気が動転している母へどのようなお付き合いがあったのか知っている限り教えて欲しいと年賀状をひっぱりだして、聞きだしたのですが、あまり正確な情報とはいえませんでした。

中には本当に親しかった父の友人は自宅まで父の顔を拝み、線香を上げに来て下さった方も多数いましたので、その方にも父とつながっていた方への連絡をお願いしました。

 

葬儀は亡くなってから2日後になりましたが、亡くなったのが、2月の上旬で一番寒い時期でもあったので、特に自宅安置でも問題はありませんでした。

内容を決めたのは、値段からだったと思います。

母が生前の父の付き合いもあり、あまり恥ずかしい葬儀にしたくないとの事でしたので、祭壇の費用も150万位の物を用意してもらい、料理は葬儀社の出入りの仕出し屋にお願いしたのですが、ここでもやはり一体、何人の方が父の葬儀に来てくれるのだろうと検討もつきませんでした。

現役時代ならある程度察しもつきますが、退職した後は入退院など繰り返して過ごしていた父でしたので、疎遠になっている方もいらっしゃいますし、なんせ父と娘ですので、はっきり言って娘が父の交友関係など把握している筈もありません。

料理を何人前用意すればいいのか、足りなかったら失礼だし、多すぎるのもなんかおかしいしと友人のアドバイスで100人前ほどにしました。

 

葬儀の流れは一般的な物で、斎場はお寺の敷地で、通夜が始まり、お経の後に通夜振る舞いをして、遺族は寺の宿泊施設に泊まり、線香を絶やさず順に線香を上げて、翌日は告別式で、出棺の後は火葬場からもどり初七日を終えました。

費用は祭壇と料理と返礼品を合わせて250万で通夜と告別式と戒名代を合わせてお布施で50万ほどです。

安いとか高いとかは別として、今でも父の葬儀は立派に執り行われたと母は満足しています。

 

結婚式などはこれからの門出を祝うセレモニーですが、葬儀はその人の人生の終わりの儀式です。

父の葬儀を見て、父は人格者だったのだなと、亡くなってから父が歩んできた道を本当の意味で少し理解できたような気がしました。

派手である必要ではないと思いますが、最後のお別れとして儀式はしてあげるべきなのだとつくづく思いました。

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