実母が亡くなったときの葬儀についての体験談です。
母は病気でしたが急死でしたので、家族、親戚ともに心の準備が出来ておらず、葬儀について全く考えていない状態でした。亡くなった時間も夕方でした。
葬儀場は、実父が身体障害者で車椅子であったために、バリアフリーである程度広さのある設備が整った葬儀場でなければなりませんでした。
家族の身体の負担も考えて、自宅から車で10分程の葬儀会館にお願いしました。
そこはバリアフリーでエレベーターもあり、駐車場も広く動きやすかったです。
少し残念だったことは家族控え室が段差があったので、父の移動時に少し苦労しました。
葬儀場を決めて手配をし、バタバタしながら病院から自宅へ帰ってきて、夜中の打ち合わせとなりました。
父は葬儀の打ち合わせに参加できず、20代の私達姉妹で全て決めなければならない状況でした。
あまりに心細かったため話し合いに親戚の伯母と従兄にも入ってもらいました。
まず種類は浄土真宗の葬儀で、お願いしたご住職に合わせてやって頂くことにしました。
一番悩んだところは日程でした。3日仏にするか、5日仏にするか、というところでした。
日にちを長くすればその分ドライアイス代などお金がかかる、かといってバタバタ葬儀を行うのもどうなのか?
など意見が分かれてしまいました。
姉妹で困っていたとき、ご住職が長く置きたい理由がなければ一番早い日程でいいのではないか?
出来る限りの調整はさせてもらいますよ、と言ってくださり、結果亡くなった次の日の夕方にお通夜、2日午前中に火葬し午後にお葬式という流れで決まりました。
深夜1時を回り、祭壇等の打ち合わせに入りました。
とにかく知識もなくこだわりを持てるほどの余裕もなかったため、担当者の方にだいたいの平均やよく選ばれるものを聞きながら決めて行きました。この作業が一番頭を悩ませたところでした。
なんとか大まかに決まり、後は遺影の元となる写真を選ぶことになりました。
いろんな写真を探すけれど、なかなか近々のもののいい写真がなく、アルバムやパソコンをみんなで手分けして探しました。
結局、パソコンにはいっていた5~6年前の親戚の結婚式のときの写真を使うことに決めて、USBにおとして担当者の方にお渡ししました。
全ての打ち合わせが終わったのが夜中の3時頃だったと思います。
朝まで少し身体を休めて、午前中のうちにお化粧や旅支度の着替えなどしてもらい、葬儀会館へ移りました。
それからは会館の皆さんや親戚、お願いしたご住職のお力添えで滞りなく葬儀、100か日法要まで終えることができました。
費用は後払いで葬儀終了してから2週間以内にお支払でした。合計300百万円程でした。
ご住職へのお心付けはまた別に70万円直接お渡ししました。
費用について高いとか安いとかよくわからないまま進めたので、今振りかえってみても正直わかりません。
でも、満足のいくお別れが出来たと思っています。