私は4年前に父を亡くしました。
実際に葬儀に携わったのですが、周りの情報なども聞いていたりしていたので、費用的には100万円ないくらいのものだという認識はありました。それで実際に終えて見ますと、やはり100万円くらいになったんです。
といいますか、内容的にグレードの問題だと思いました。
それは棺桶や骨壷、祭壇など現代はさまざまなサービスが施されていますから、標準なのか、それ以上なのか、それ以下かという三つに絞られてくると思います。それから弔問客の数にもよります。
葬儀社の選び方については、私の場合、JAが営む天寿苑というものが近くにあるのですが私は実際に他の葬儀にたくさん参列したことがあるのですが、一番思いますのは、駐車場がきっちりしているところがいいと思いました。
それともう一つ、よその葬儀に行ったときに、そこの従業員さんが、気が利いているかということです。
それは弔問客に対しての細かい気配りがなされているかということが最大のポイントだと考えます。
なぜならば、気配りが行き届いた葬儀社は、気分良く弔問客の方がいられるからです。
これが逆ですと、お客というものはなんとでもいいますから、自分の身内の葬儀にクレームの言葉が出るということほど残念なことはないですから。余計に悲しくなると思います。
葬儀には仏教でいえば宗派が違っていたり、お寺のお坊さんの念仏も違うものです。
私はほとんど浄土真宗本願寺派のお葬式ばかりですが、一度日蓮宗の葬儀に行ったときはずいぶんと違うものを感じました。
お坊さんの念仏も長く感じました。
浄土真宗も日蓮宗も葬儀的には流れはおなじなのですが、まず最初にお坊さんが式場内に入ってきて、念仏を唱えられます。
唱えている途中に焼香が始まりまして、そのあとにお別れの言葉を親族がいったり、友人関係だったりします。
お坊さんのしめの念があったあと、お坊さんは退席されます。
そのあとに、親族代表挨拶といった感じで流れていると思います。
葬儀で困ったことは、香典返しの中に、遺族の紹介はがきがあるのですが、そのはがきに地域の個人がお世話になった老人会長様の名前をいれることを忘れていたことでした。あとで後悔しました。
葬儀での悩みは、弔問客に「頑張ってね」といわれたときに、私はいつも疑問に思います。
親族がなくなっている人に対して頑張ってという言葉必要ないと思うんです。
言葉をかけるより、一礼して帰っていただいた方がかえって、心があると思います。遺族は悲しみの淵にいるのですから。
最後にアドバイスと言ってはなんですが、葬儀を行う際、結婚式のように計画的にはいかないと思いますが、できる限り、結婚式をするくらいの、配慮があれば大丈夫だと思います。