自分の葬儀の体験談についてです。
自分は育ての親の祖母を小学生、実の父親を大学1年生の時になくし、その2度とも密葬で葬儀をとりおこないました。
1度目の葬儀では覚えている範囲での話ですが、病院での死亡が確認されてすぐ葬儀屋に連絡を取り、葬儀の内容を親が話していたのを覚えています。
病院から遺体を自宅に運び、装束を着させ供物や布団などを準備し、一晩を過ごしました。
その翌日通夜が開かれる会場に行き、極近い関係にいる親族のみを集めて通夜を行いました。
その日は、沈んだ空気もありましたが幼かった自分を心配させないようにと、食事などの際には気を使っていたのだと今となっては思います。
そして、通夜が終わり葬式を開きました。
この時、(今もですが)自分は葬式というものに関して知識が乏しいため、精細はわかりませんが、相当な金額の話をしていたような気がします。
香典返しなどの費用もあるので、当然といえば当然ですが。そして、葬式が終わり火葬に入ります。
ここまで、一連の流れでした。
死亡確認の日から数えて3日ですね。重苦しい空気の中3日過ごしていたのを覚えています。
自分の話ですが、自分は火葬が終わる時まで涙を流しませんでした。
死ぬということを理解していなかったのだと思います。
火葬が終わり、骨として出てきた祖母を見てようやくわかったのか涙が止まらなかったのを覚えています。
子どもがいる家庭なら、子どもの心のケアも大切なことだと思います。
2度目の葬儀では僕は大学生になっていました。
地元を遠く離れての就学だったので、深夜に訃報を受けてから、その翌日に実家に帰り、1度目と同じ流れで葬儀を行いました。
その時はほぼ完全なる家族葬で、親類も1人か2人程でした。
葬儀は規模にもよりますが、金銭的にも時間的にも、また体力、精神力にも負担がかかるということだけは言えます。
葬儀そのものにも決まりごとなどはあり、また葬儀の流れなど、やり方などある程度の年齢になった時には知っておいたほうがいいのではないかと、自分は考えております。
何も知らないまま行われたた1度目の葬儀は、自分としてはただ、流れに身を任せていただけで終わったただの三日間です。
死を惜しむ暇もありませんでした。
また、いずれ家族を亡くした時に知識がないというものは非常に困るものだと思いますよ。
これは既に家族の葬儀を2度体験しているからわかることだと思います。
なお、親戚の葬儀にも何度も参列しましたが、流れとしては大体同じようなものでした。