去年、父が亡くなりました。
母はたくさんの方が来ると、どう対応していいか困るので、家族葬にしたいと言って、家族葬にすることになりました。
100名くらいが入れる部屋にしました。
ほとんどの方には知らせてはいませんでしたが、100名をはるかに超える方が、お別れに来てくださいました。
お葬式の準備は、心の準備ができないうちに、急いでいろんなことを決めないといけないので大変でした。
父の兄弟は、遠方に住んでおり、年を取っているので相談できません。
母は、一人っ子で相談できる人はいとこ一人でした。
私は、遠方に住んで言うので、実家に帰るのが精いっぱいで、兄はあまり関心がなく、母の意見で葬儀の準備がすすめられました。
本当は、私が仕切ってあげないといけなかったのですが、私が家に帰り着くまでの間に、母のいとこと近所の方が、葬儀に関しての決めることを一緒に考えてくれました。
まず、父が亡くなったときに、病院ですぐに葬儀社を選ぶように言われたそうです。
25年前に、祖母が亡くなったときにお世話になった葬儀社を選びました。
急ぐ理由は、父を家に連れて帰るときに、葬儀社の方が運んでくれるからだと、説明されたそうです。
葬儀社の方は、時間は関係なく夜中でも家に来てくださり、相談にのってくださいました。
葬儀場でも、お手伝いの方がいて、お茶出しなどの心使いはすべて行ったくださり助かりました。
お通夜の後、夜は母と兄が泊まりました。
泊まれる部屋があり、父一人ではかわいそうだからと泊まることになりました。
葬式当日は、葬式、火葬場に行き、戻ってきて食事をし、一七日を行いました。
家に運ぶ祭壇は、葬儀社の方が運んでくださり、家で飾って祭り方を教えてくださいました。
とても丁寧でした。
葬儀費用は、150万円ほどでした。お寺に50万円ほど包みました。
家族葬で、部屋も小さめだったことや、祭壇の飾りのお花をたくさん頂いたこと、葬式に出席してくれる親せきが少なかったことで、思っていたよりも安くできました。
一番困ったことは、亡くなったことをどこまで伝えるかでした。
生前、シルバー人材センターで紹介してもらった仕事を何年も続けていました。
私は伝えるべきだと思いましたが、母は嫌だと言って、結局伝えないままでした。
しかし、お通夜で職場の方がたくさん来てくださいました。
葬儀場への案内の名前が書いた看板を見て、調べてくださったようです。
伝えるべきだったなと反省しました。
四十九日が無事終わったころに、職場へ母と一緒に挨拶に行きました。
後で後悔しないように、悩んだときは伝えるべきだと思いました。