葬儀の体験談

予備知識をつけること、葬儀当日は予測不可能なことも覚悟

今から2年前、私の父は末期の肺がんと診断され、それから家族間で、葬儀をどうするかという議論がはじまりました。

お寺や近所の世話が大好きだった父なので、やはり一般的な葬儀会場を借りて行うものにしようという結論になり、早速私が葬儀社のパンフレットをもらいに行くことになりました。

まだ半年あるとはいえ準備は早くするにこしたことはありません。

 

田舎なので当時は自宅で行う家も多くありましたがわたしはどうしても家にあがられるのは嫌だったので会場で行うプランを念入りにみていたところ、3つのランクがあり一番高額なものは百万円以上、下は70万くらい。

(これでも私は高いと思うんですが、都市部はまだまだ高いそうですね)

どうやら値段の差は、柩や列席者の人数、演出、花の数などによって違ってくるようです。

 

ウチの家族は「葬儀は形式に過ぎない」という考えですので少しでも節約したいということで一番下のランクにしようということになりました。

やがて医師から告げられた通り半年後の夜中、父は亡くなり、病院から遺体の引き取りを要請されたのでその葬儀社をよびました(価格には遺体の引き取りや役所の手続き、有線放送で流すかどうかなど諸々含まれています)。

 

そして、通夜当日、私は思わぬ言葉を耳にすることとなりました。

父は生前熱心な仏教信者で、京都の西本願寺にいって10万円で戒名をもらっておりそれが早速仏壇に飾ってありました。

聞きなれない名前だなぁとみていると、お寺の住職が話しかけてきました。

とおりいっぺんの挨拶が終わり、いきなりこうきりだしたのです。「あなたのお父さんは熱心で総代もしてもらいましたから、ここはもうひとつ戒名をつけてはどうですか」「え?」しばらく頭の中が混乱したのはいうまでもありません。

予想だにしなかった言葉にあっけにとられていると、値段は10万円だというじゃないですか。

しばらくして我にかえった私はお断りしました。たぶんお寺の住職さんに手数料かなにかはいるのでしょうね。

商売熱心なのか、どこの家でも通夜当日におこなわれているやりとりなのか。びっくりした一件です。

 

事前に知識をいれておいてもこういう風に、バタバタすることはいっぱいあります。

葬儀当日はほとんど寝ていなくて、頭はボーッとしているし悲しいわという感情や段取りやらで本当お経なんて全然耳に入ってきませんでしたが、葬儀費用は香典ですべて賄えたのが嬉しかったですね。

これから葬儀をされる皆さんにアドバイスするとしたら、やはり予備知識をつけると同時に当日は予測不可能なこともあるかもしれないので心に多少の余裕を持っていてください。

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