父親がおらず、祖父祖母もまだ生きている状況で3年前の突然の兄の死に葬儀を行うことになりました。
その時の体験をもとに書きたいと思います。
救急病棟で突然の兄の死に母親は全く動けず、次男である僕が葬儀の手配をすることになりました。
祖父祖母も生きていて、親族間でまだ葬儀をしたことがなかったので誰に聞いていいのか、葬儀屋をどう選べばいいのか、パニックになりました。
病院から遺体を出さなくてはいけないのでまずは地元の葬儀屋に電話をして運び出してもらい、そのままそこの葬儀屋で通夜、葬式とやってもらえばいいと思っていました。
しかし僕の家族がクリスチャンということがあり知り合いの新婦様に聞き、教会でそしてキリスト教の葬儀を専門にやっている葬儀屋を紹介していただきました。
最初に電話して運び出してもらった葬儀屋には本当に迷惑だったなと思っております。
地元の葬儀屋から教会に移動しやっとそこからキリスト教の葬儀屋との話になりました。
棺桶を選んだり花の量を決めたりと細かい話をしましたがそこまで選択肢もなく楽に決まりました。その時は初めてですしよくわからないので成り行きで決めていったと思います。
教会を貸していただいた神父様に10万円、葬儀には約50万円ぐらいかかったと思います。
葬儀は仏教のものとは全く違いお焼香もないですし、時間はあっという間でした。
それから2年後祖父が他界しました。
生前祖父が地元の葬儀屋に積み立てをしていてくれたので、金額的にも葬儀屋選びもスムースにいきました。
ただ、キリスト教の葬儀と違い棺桶の種類や最後に着る着物の種類、戒名の位など決めることは多かったです。
そして位を1つ上げるたびに何万と変わっていきました。葬式ですし長い間頑張ってくれたという思いもあり一番高い位にしないといけないなという雰囲気になっていくのは事実です。
また、葬儀屋もそのような雰囲気で話してきます。
色々な事が決まると、死化粧をしているところを親族で見たり、棺桶の蓋を親族で閉めるなど実際の通夜までにやることは多かったです。
通夜が終わり親族で葬儀場で食事をし、寝ずの番もありました。
あくる日の葬式は昼前から始まりその後火葬場に行き終わって戻ると初七日をしました。
葬式の日はなかなかハードスケジュールだと思います。
宗派により変わってきますし、宗教によっても違うので色々な葬式があるのでしょうが素直な気持ちではキリスト教の葬儀は本当に楽ですし、金銭的にも明瞭だなと思いました。
ただ祖父が積み立てをしていたことには親族一同本当に感謝しております。