葬儀と聞くと、お通夜やお葬式を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、ご家族や親族の方にとっては亡くなられてからが全て葬儀となります。
だいたい亡くなられると葬儀屋さんから連絡がきます。遺体を早く仏様にするためにもダラダラと時間をかけて葬儀場を決めるのも大変です。ですから、大体は馴染みのところにお願いすることが多いですが、葬儀屋さんと連絡が取れたら大体の流れを伝えてくれるので助かります。
身内がなくなると親族への連絡を逐一行います。
亡くなったという事実告げること、葬儀を行うのであればいつどこで行うのかも連絡します。
駆けつけてくれた親族にお礼を伝えたり、共に思い出話の時間を作ったり、お手伝いや泊まれる場所の提案などすることはたくさんありますが、その方が悲しみを紛らわせるので良いのかもしれません。
市役所に死亡届を出すことも行います。
あとは葬儀の決め事も家族で話し合います。
祭壇やお花はどうするか、香典は受け取るのか否か、もし受け取るのであればどの方に受付をお願いするのか、地域への連絡はどうするかなど詳しく急いで取り決めをした上で葬儀が決まっていきます。
葬儀が始まるとほぼ葬儀屋さんにお任せしたら良いのですが、喪主などは挨拶があるので、その言葉を考えることもします。
私自身、葬儀を自宅と近くの集会所と両方で行った経験がありますが、できれば集会所で行う方がやりやすかったです。
昔の方は自宅で行っておられたそうですが、ドアや襖を開けたりと家族他親族がくつろぐスペースがなかったのが難点でした。
一方近くの集会所であれば何かあればすぐに家に帰れますし、場所を分けて行うということでメリハリが出来ます。
交代でそばについてあげることもしやすいのでとても家族にとっても親族にとっても気を使わずにできたのではないでしょうか。
他にも葬儀場のお風呂や寝泊まりができるようになっているところもあります。家から近ければ葬儀場でも良いでしょう。
また、困ったことは新聞のお悔やみの欄に名前を乗せた日からお仏壇やお墓のチラシが入るようになったのはとてもびっくりしました。
葬儀に関しては以上ですが、本当に寂しく思い出を振り返ってしまうのは葬儀が終わった後です。
親族も帰り、身内だけになった時につい涙してしまうこともあるでしょう。
そんな時は無理して忘れようとせずに思いきり思い出してあげてもらえたらと思います。あとは時間が解決につながります。