私は三回、葬儀の喪主になりました。祖母と両親です。
あらかじめ、葬儀社は、決めてありました。
母が、生協に入っていたので、生協のクオレに御願いしようと、資料を取り寄せると、仏式が三十万からで、安いと思ったので、入会しました。
祖母が亡くなった時は、葬儀社を決めているにも関わらず、パニックになりました。
葬儀社を決めていなかったら、会員カードを持っていなかったら、もっと精神的に大変だと思います。
葬儀社に電話を掛け、ホールへ祖母を運ぶと、早速、葬儀についての話となります。
一番シンプルな三十万のものにしましたが、これに含まれないものや、格上げできるものがあると言われました。
例えば、棺桶や、車、湯灌、遺影などです。世間体もありますし、余り質素にするにも格好悪いという気持ちがあり、十万ほどプラスになりました。良かったことは、葬儀社の方からの、強要が無かった事です。
ただ、失敗もありました。通夜と告別式に来る人数を、少なく見積もったため、帰りに持って帰っていただく粗品が、足りなかったのです。こういったものは、多目に用意するものだと痛感しました。
葬儀は手慣れたスタッフの方のおかげで、スムーズに行きました。
父の時は、葬儀社に電話すると、祖母の時のホールがいっぱいで空きがないと言われました。焦りましたが、他のホールを教えてもらい、そこに運びました。
呼ぶ人もいないため、家族葬にしたかったのですが、クオレは家族葬をしていないといわれ、急きょ、そのホールが扱っている、洛王セレモニーに入会しました。
家族葬は二十五万でした、プラスするものは、なるべく外しましたので、三十万ほどでいけました。
急に決まった葬儀社でしたが、私一人で行ったせいか、親切に対応してもらえました。
母の時は、従姉妹がセレマで勤めていたため、セレマで家族葬を行いました。
一番簡素なものにしたのですが、他のところより、コースに含まれないものが多かったように思いました。
部屋も狭かったです。三十万ほどで家族葬を行いました。
葬儀を経験して分かったことは、何度経験しても、どうしたらいいのか、慌ててしまうことです。
あらかじめ、葬儀社を決めておくことは必須ですし、その葬儀社の連絡先をメモしておくことが大事です。
葬儀社のプランもいろいろですし、付かないものもありますので、細かく質問して、総額いくらになるのか、何社もの葬儀社を比較した方が良いでしょう。経験した人の話を聞くのもいいと思います。
私の場合は、強要されることもなく、スムーズに行きましたが、葬儀社の人の言うなりになることなく、手続きすることが必要です。慌てず、冷静になることが、大事だと思います。
亡くなられた方にふさわしい形で、見送る事が大事です。