喪主の挨拶をどのように考えておくべきか?具体的なポイント

昨今は高齢化が進み、ご高齢の方も元気でいられる年齢層が高くなってるとはいえ、いつかは死ぬ日がやってきます。

そんな時に自分の親が亡くなった際、葬儀の場、親しい方々が訪問された際にどのような心の準備をして、そしてどのような挨拶を考えておくべきか、具体的にいくつかポイントになるような内容をご紹介していきたいと思います。

 

まずは、挨拶として一番最初に必要なのは葬儀やお別れの場に参列してくださった関係者の方々へのごあいさつです。

それは喪主のあいさつではなく、会が始まる前に始まっていると考えておいたほうがいいでしょう。

わかる限りで構わないのでご両親の関係者にどんな方々がいて、どんなところでお世話になったのか調べておいたほうがいいでしょう。お見えになった方々に対して、最初に一声かけられるかどうかだけでも印象はもちろん変わってきます。

 

次に心がけるべきこと。それはご両親のことを知ることです。

意外に自分が自分の親のことをどれだけ知ってるかと言われても知らないことが多いものです。

どんな仕事をしてきたのか、どんな趣味を持っていたのか、どんな人間関係を持っていたのか、定年後はどんな方々とお付き合いがあったのか。

 

ご両親の葬儀の場がこうしたリサーチというのも残念なところはありますがおさらいそして親のことをだれよりも知るために近しい方々にしっかりうかがっておけばよいのではないでしょうか。

こうすることで自分自身が子供のころから知っている、そして大人になってからもどうやって生きてきたかを改めて知ることができるようになると思います。

 

ここまでは生前のご両親のことをリサーチすることに終始してきましたが次はご両親が遺族や友人などに対してどんな思いを抱いていたかを生前のコミュニケーションの中から想像してみてください。

周囲への感謝の気持ちを生前にどのように語っていたのか、子供たちや孫、ひ孫にどんな人生を歩んでもらいたいと考えていたのか、自分自身の人生を振り帰って、よかったこと、残念だったこと、こうすればよかったと思っていたことはあったのかなかったのかなど。

こうしたことをご両親の気持ちになっていろいろ考えることでご両親への当事者の思いも変わってきて、非常に深いものになってきます。

 

ここまでしっかり、ご両親のことを振りかえって考えておけば、お別れの場のごあいさつも考えやすくなり、組み立てもできるようになると思います。

ここからはあまりない時間の中でご挨拶をしっかりできる組み立てについて考えていきたいと思います。

 

まずは最初の挨拶です。ここは教科書通りが一番です。

遺族の代表として何よりご両親のためにお集まりいただいたことに対して感謝の意を表明しましょう。

言葉そのものは教科書通りではなくとも、気持ちが伝わることが一番です。

ご両親が天国からお集まりいただいた方々に頭を下げているような気持ちをもって話しすれば、多少の言葉の違いはあっても間違いなくその気持ちは伝わるはずです。

 

次に生前のご両親が、特に晩年どのような生き方をしていてどんなことに興味を持っていて、何を考えながら死を迎えることになったのか、しっかり事前のリサーチなどをもとに考えましょう。

ここのストーリーにできるだけ多くの方々が自分もご両親と交わっていたことを感じてもらい、生前の様子を思い起こしてもらうことが出来るのであれば、十分なのではないでしょうか。

 

そして、ご両親の気持ちになって、お集まりいただいた方々へのメッセージを伝えることにしましょう。

ここまでしっかり話せていても、いろいろな思いがこもってくるとご両親の顔が思い浮かんできたりとなかなかしっかり話せなくなってくることがよくあります。

ここはよくわかるところでもありますが、しっかりご両親の思いを皆に伝えることを考えて責任をもってしっかり話するように頑張ることです。

ここに生前のご両親の若かりし頃の様子や面白いエピソードなども交えて話しするようにしておけば、場の空気も少し緩むことになり、遺族代表自身も話しやすくなると思います。

 

そして、最後には残された遺族がどういった心構えで、そしてご両親の思いをどう引き継いでいくのかをしっかり意思表明しましょう。

お集まりいただいた方々を安心させてあげることが一番の恩返しにもなるわけです。

ここで遺族代表だけではなく、残されたものがみなしっかりとした意思表示をすることにしなければ、お別れの会が成立しません。

 

時間にして3分、長くても5分程度のあいさつかもしれませんがこの時間をしっかり使うことが本当にご両親の最後のメッセージを伝えるということにもつながることになります。

悲しみを抱える中、本当に大変なことかもしれませんが、ひと踏ん張りしてみなで天国にご両親が安心して旅立てるように、そしてお集まりいただいた方々全員に安心してもらえるような、そんな素敵な挨拶をしましょう。

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